| 解説 No.1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| カンヌ映画祭で最年少受賞! 世界が注目する20歳の女性監督、 サミラ衝撃の最新作。 『ブラックボード −背負う人−』の監督サミラ・マフマルバフは、今年20歳。その監督第2作が世界最高峰の映画祭カンヌ映画祭における20世紀最後のコンペティションに選ばれたことは、カンヌ史上最年少監督として世界を驚かせた。 しかしながら、その作品がヴェールを脱ぐやいなや、それは新たな驚きを呼んだ。メイン会場リュミエールの大画面 に展開されたのは、それが20歳の女性監督によるものとは思えぬパワフルな映像だったからだ。公式上映は拍手喝采に包まれ、翌日からサミラのインタビューや『ブラックボード−背負う人−」を絶賛する批評が新聞各紙をにぎわせた。とりわけフランスを代表する有力紙"ル・モンド"は「細部のディレクションと全体の構成の点で素晴らしい感覚を示し、同時に非凡な勇気を感じさせる驚くべき作品だ」と最大限の賛辞を送り、『BROTHER』出品のためカンヌ入りをしていた北野武監督も「ダイヤの原石」と評した。 評価は観客、プレスの評価にとどまらなかった。『ブラックボード −背負う人−』はリュック・ベッソンを委員長とする審査員団をも魅了し、それはカンヌ・コンペティション部門初挑戦にして史上最年少の審査員賞受賞という結果 を生んだ。 授賞式では、サミラは時折感激に声をつまらせながら「この受賞が民主化のために努力を続けているイランの若手映画作家たちへの励みになればいいと思います」と語り、満場の拍手を受けた。サミラへの評価はカンヌを起点に他の映画祭にも波及。トロント、ロンドン、プサンなど数々の映画祭から招待状が続々と届く一方、サミラ本人は00年8月30日より開催されたべネチア映画祭の審査員をつとめた。まさに、世界が最も注目する新進監督と言えよう。 1/3 >>Next
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